医学生のブログ

私の受験の経験をもとに記事を書いていきます。少しでも役に立てれば嬉しいです。

英単語帳の効率の良い使い方

英語の基礎といえば、まず英単語でしょうか。

いざ受験勉強を始めて最初にぶつかる問題が”英単語が覚えられない”ですよね。

私も暗記のコツをつかむまで苦労した思い出もあります。

ですが暗記力の差には個人差があるかもしれませんが、効率の良いやり方でやればその差を限りなく少なくできると思います。

そこで私の英単語帳の使い方を紹介して、コツをつかむ手掛かりになればと思います。

 

 

なぜ覚えにくいのか

 まず、覚えにくい理由はどこにあるのでしょうか。

単語帳が高性能であるために一単語につき情報量が多いことだと思います。

例えば、主要な意味、ほかの意味、発音、アクセント、イディオム、慣用用法、語法、そしてその例文など結構多い。

一度に全部覚えようとするとさすがにきつい。

大学受験で必要な単語数は最低でも2000語近くは覚えなくてはならないので、効率よくやらなくては覚えきれないでしょう。

 

 

効率の良い使い方とは

  まず一度にすべて完璧にという考えは忘れましょう。

しかし最終的にはすべて覚えたいので、周回していくうえでだんだん増やしていくことにしましょう。

 

例えば

1~2周目 主要な意味

3~4周目 主要な意味、ほかの意味

5~6周目 主要な意味、ほかの意味、イディオム、慣用法、語法

7周目~ 全部

という感じ。

あくまで例として簡単書きましたので、自分に合うように変更しましょう。

 

付属のCDなど音声を使った勉強も適宜入れながら暗記効率を上げていきましょう。

五感をうまく使うことは暗記効率を上げるうえで大切です。

 

 

エビングハウス忘却曲線からわかる適切な暗記

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 上の図はエビングハウスによる記憶の保持を現した曲線です。

見てもらえばわかると思いますが、覚えたと思う瞬間から忘れ始めているのです( ゚Д゚)

20分後には半分を忘れ、一日たてば約70%を忘れ一か月ごとほとんど変わらないほどである。

記憶には短期記憶、中期記憶、長期記憶とありますが、上のように忘れないためには短期記憶から中期記憶に持っていきたいわけです。

それには復習のタイミングが重要です。

ベストな復習のタイミングはその日のうち、そして次の日です。

その日の夜1回、次の日にもう1回確認することで短期記憶から中期記憶に移行し、一か月ほどは記憶が持つようになります。

 

 

一日の量って?

一日に10個ずつ完璧にして10日で100個か、一日に100個をざっくり覚えてそれを10日続けるのか。

同じ100個を覚えるとしたらどっちが効率的なのでしょう。

断然に一日に100個ずつざっくり覚えてそれを10日続けるほうが効率が良いです。

先ほどのエビングハウス忘却曲線を見てもらえばわかるかもしれませんが、完璧にしたと思っても次の日には忘れてしまうんですよね。

記憶の仕組み上、何回も繰り返し見ることが長期記憶に移行させていくためには重要です。 

 

 

 やってはいけないこと

 

 ①単語カードを作る。

単語カードといえば暗記の定番ですよね。

文房具屋や100均で手軽に買えますが、ちょっと待ったです。

暗記の工夫として単語カードを使うのは構わないのですが、自分で作るのはやめましょう。

作る作業は勉強にはなりません。

何時間もかけて作っても、達成感があるかもしれませんが疲れるだけで時間がもったいないです。

私も作ったことがありますが作るのに何時間もかかり、その日は使って満足で終わってしたいまい後悔したのを覚えています。

有名どころの単語帳なら単語カードが別売りしていますのでもし使いたければ購入したほうがいいです。

もし作るとしても最高100個ぐらいにしておきましょう。

 

シス単の単語帳は組み立ての作業がいるのでやめたほうがいいかも。

使うなら家族に組み立てをお願いしたほうがいいかもしれません。

 

②単語を書いて覚える。

こちらも暗記法としては有名ですが体力と時間の効率が悪いです。

頑張ったぞと思っても、達成感のわりに進んでないなんてことが多いです。

達成感は覚えた気、やった気にさせるので注意が必要です。

 

英作文があってかけるようにならなきゃ。。。

なんて人ももちろんいると思いますが、大学受験の英作文は中学レベルから高校初級レベル程度で何とかなることが多いです。

英作文の勉強として別で進めていくのがいいと思います。

ただ一応英作文がある場合は過去問でどのような単語が必要かチェックしておいてください。

 

③二冊同時にやる。

長文の勉強を開始したとき単語の暗記がきちんとできていないと、本当にこの単語帳一冊で大丈夫なのかと不安になることがあります。

そこでもう一冊に手を出してしまってはいけません。

二冊やるということは一冊につぎ込む力が半々になってしまい、中途半端な仕上がりになってしまって英語の成績がなかなか上がらないと思います。

一冊で十分ですし、一冊を完璧に仕上げることが最優先です。

そのままだと一冊を極めている人には一生かないません。

しかも一般的な単語帳は内容もほとんど違いはないので本当に無駄な労力です。

例えばシステム英単語とかターゲット1900とか。

ただ一部、より難易度の高い二冊目が必要になる大学がありますがその場合は一冊目を完璧にしたからです。

 

最後に 

 英単語の勉強は英文を読むためのステップアップです。

あくまで目的ではなく手段なわけです。

できる限り効率よくやっていきたいですよね。

ぜひ今回紹介したことを実践してみてください。

ただないがしろにはしないように。

基礎ができなきゃ応用はできません。