【独学】大学受験の数学の勉強法
今回は数学の勉強法の記事を書いていこうと思います。
・数学が苦手で何から始めればいいか分からない。
・数学の勉強を頑張っているのに結果に結びつかない。
・自分に合った難易度の問題集が選べない。
という人は是非最後まで見て行ってください。
はじめに
数学は受験でかなり重要視されるのに苦手な人が多いですよね。
センスが大事なんて言われたりすることもあってなんとなくとっつきにくい。
でも実際はそんなことないんです。
私は高2の時にセンター試験の同日模試を受けましたが、数学はなんと30点台。。。
とても数学センスがあるとは言えない私でも医学部の2次試験の数学で戦えるようになり、合格できたわけです。
実際のところセンスや発想力よりも暗記し、理解できていることが大事です。
要は勉強の仕方が大きく関わってきます。
ここからはレベル分けしながら勉強法について書いていきます。
得意な人でも飛ばさずにレベル1から順番にやって行ってください。
また、志望大学によってどのレベルまでやるかも変わってくるので過去問をよく見ましょう。
どこまでやればいいか分からない人は是非コメントしてください。
レベル1
まずは基礎レベルからですね。
ただ基礎とは言え侮ってはいけません。
ここでどれだけ習得できるかで8割決まると言っても過言ではないでしょう。
まず問題集選びからですが、シンプルで問題数が少なく周回しやすいものがおすすめです。
基礎は何度も繰り返すことが大事なので厚すぎたり、問題数が多すぎるのはだめです。
基礎レベルはじっくり考えるというよりも分からなければさっさと答えを見て解法を暗記してしまうのが効率がいいです。
難問は基礎的な問題の解法を組み合わせて解くのがほとんどですから考えるだけ無駄です。
じゃあどんな問題集がいいのか。
①基礎問題精講
必要最低限の内容で問題数も少なく周回がしやすいです。
また、レイアウトもシンプルで数学が苦手だという人にもとっつきやすいと思います。
同シリーズに標準、上級と出版されており、上のレベルに繋げやすいという利点もあります。
②教科書
学校で使っている教科書です。
これがかなり優秀です。
現役生は学校の授業と並行しても使えるので便利ではないのでしょうか。
私も数Ⅲの問題集として使っていました。
頑張れば1週間くらいで一周できる量ですし、文科省認定な訳ですから確実に取りこぼしがない。
ただ解答が残念ですので、合わせて教科書ガイドの購入もお勧めします。
レベル2
さて、レベル1の基礎ができた人はレベル2に入っていきます。
ここまでマスターすればほとんどの大学で戦えます。
このレベルは主に基礎の補足がメインとなります。
少し難しめの問題集を使って基礎の部分で抜けがないか、ちゃんと使いこなせているかを見ていきます。
この過程でわかっていないところがあればチェックしてレベル1に戻って確認し、もう一度解くというのを繰り返していきます。
ただレベル1の時のように分からなくてもすぐに答えを見ずに少し考える時間をとりましょう。
一問最低5分は考えてください。
基礎はできているはずなので考える習慣をつけてください。
自分で考えて解けたという感覚を持てれば数学への苦手意識が減らせます。
ここで使っていく問題集は次のものがおすすめです。
①標準問題精講
レベル1で紹介した基礎問題精講と同シリーズのものです。
基礎問題精講との接続ができるというメリットがあります。
問題数は少ないですが、解説がしっかりしていて良問ぞろい。
難関校志望でレベル3までやらなくてはならない人は時間があまりないので効率の良い一冊だと思います。
上級問題精講への接続もできます。
基礎問題精講をやった人は是非チャレンジしてほしい一冊です。
②重要問題集
こちらは理科科目で有名な一冊ですね。
ですが、数学に関しても優秀な一冊です。
私も使っていた一冊です。
問題数はちょうどいいくらいで難易度も中には難しいものもありますがちょうど良いと思います。
青チャートはあまりおすすめしていないのですが持っている人は対応しているので辞書がわりに使えます。
レベルわけがわかりやすく、苦手な人は1番下のレベルから順番にやっていくなんて使い方の工夫ができます。
数学1a2b3が一冊にまとまっているのも使いやすくていいところです。
ただ解説はあまり親切ではないので基礎がきちんとしていないときついかもしれません。
こちらは教科書の傍用問題集です。
学校で使ってるよって人も多いかもしれません。
この問題集の利点はなんといっても問題数。
非常に多いです。
難易度も他の2冊より比較的易しいので基礎にまだ不安がある人はおすすめです。
学校で使われることが多い問題集ですから、現役生は宿題や定期テストの勉強もついでにできるのも利点の一つですね。
ただ、時間があまりない人はやはり量が多いのでおすすめはしません。
また、解説はしょぼいので質問したり、調べたりしなくてはならないこともあるかも。
もし良ければコメントで質問していただいても構いません。
④大学への数学 一対一対応の演習
言わずと知れた名著ですね。
難易度は比較的高めのものとなっています。
ただ解説の切り口が他と違っていて、数学の本質に迫ることができる一冊ではないかと思います。
数学が好きな人は読んでるだけで楽しいと思います。
ただ解説が独特なので苦手な人にとっては時間がかかるかも知れません。
確かな実力がつけられる一冊ですので自信がある人はやってみることを勧めます。
また、この後紹介しますがスタンダード演習をやりたい人は解説を読みやすくなると思いますのでお勧めします。
レベル3
前述しましたが、レベル2まででほとんどの大学で戦える数学力が身につきます。
ここからは難関大や医学部志望者、数学を武器にしたいという人たちのみ取り組みましょう。
全分野やらなくても頻出のところだけという感じでもいいです。
無理しすぎると火傷します。
さてさて、難問を解いていく上で重要なのは今までのように何周もこなすことよりも、一問一問じっくり考えることが重要です。
一問に1日丸々費やすってこともあっていいと思います。
あくまで入試までの残り時間を考慮しながらですが。
難易度が高くなるほど、そのまま入試で出るなんてことはあまりありません。
今まで学んだことを組み合わせて解けないか色々試してみてください。
この考える作業が数学の本質への理解を進めてくれます。
さて、ここから使っていく問題集を紹介していきます。
①上級問題精講
鋭い人はお気づきだと思いますが、レベル1、2で紹介してきた基礎問題精講、標準問題精講と同シリーズですね。
特徴は他の同シリーズと同じで解説が詳しいですね。
基礎問題精講、標準問題精講との接続がいいですので、この2冊をやってきた人は使いやすいと思います。
後、これは個人的な好みですが上級問題精講の表紙はかっこいいですよね。笑
②やさしい理系数学
名前に似合わずなかなかの曲者です。笑
私も使っていましたが、なかなか難しい。
十分難関大レベルです。
さてさて、やさしい理系数学の特徴として別解の多さが挙げられます。
いろいろな視点から見た解答が豊富にあるので、自分が考えた解法以外も確認しておくと、引き出しが増えて応用力が養われると思います。
この上にハイレベル理系数学というのがありますが、やらなくていいです。笑
③大学への数学 スタンダード演習
こちらは大学への数学の一対一対応の演習をやって、なおかつ時間がある人におすすめです。
雑誌の大学への数学の4月、5月号です。
田舎住みだと書店では手に入りにくいかも。
私も受験生時代書店で探しましたが見つからなかった。笑
特徴ですが、難易度が高く問題数も多い。
一対一対応の演習と同じで解説に癖があるので一対一対応の演習からの接続するといいでしょう。
ある程度余裕がある人におすすめです。
大学受験の数学で最難関の一冊だと思っています。
これができればどこでも数学を武器にして戦えます。
最後に
過去問研究も同時に進めていきましょう。
大学によって出題の癖があったりしますから、意識してるのとしていないのでは大きな差となります。
医学部志望の人はこんなシリーズもありますので是非。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
大学受験の数学は才能ではなく努力で十分戦えます。
数学が苦手だからという理由で選択肢を狭めてしまわないでください。
出来る限り相談とかにものりますので、一緒に頑張っていきましょう。