【大学受験】浪人するという選択をするメリット
私は医学部に行きたくて2年間浪人をしました。
その経験から浪人してよかったと思ったことを書いていきたいと思います。
受験に失敗して浪人するか滑り止めに進学するかで悩んでいる人はぜひ経験者の一つの意見として参考にしていただけたらと思います。
行きたい大学に行ける可能性がある
まさに浪人する目的ですが、100%合格できるとは言えませんが、行きたい大学への合格に近づくことができるのは確かです。
まず1年さらに勉強できるので、単純に勉強できる時間が増えます。
受験は時間との勝負ですが、また1年じっくり勉強できる時間ができるのは大きいです。
真面目に勉強すればまず点数は伸びます。
そして失敗という経験があるということです。
試合は一番の練習であるように、入試本番を経験していることは現役生とのアドバンテージとなります。
どうして合格できなかったのか考えることができるのは浪人生の強みなのではないでしょうか。
自制心を鍛えることができる
浪人生は良い意味でも悪い意味でも自由です。
勉強しなくてはならないのに様々な誘惑が襲ってきます。
浪人生はそれを押しのけて勉強しなくてはなりません。
私が浪人時代、特に睡眠欲に苦労しました。
とにかく朝起きるのがつらくて、浪人当初は昼まで寝ていて半日しか勉強ができないということがしばしばありました。
他にも遊びたいという欲だったり、勉強から逃げるための様々な欲が襲ってきます。
これらの欲と戦いながら、勉強をすることで自ずと自制心が鍛えられ、セルフコントロールができるようになります。
自分の進路を見直す時間ができる
私は恥ずかしながら高校3年生になるまで、自分の進路について全然考えていませんでした。
そのため調べたり考えたりする時間がなく、なんとなくでとりあえず決めて受験をしました。
浪人をして時間に余裕ができてから、本当にこの進路でよいのかと疑問に思うようになり、1浪目の夏に医学部に進路を変更しました。
現役時代は時間に追われていて気づきにくいですが、浪人していったん余裕ができると本当に自分のやりたいことに気付けるかもしれません。
浪人という経験は期間限定である
私は浪人時代にこの考え方に救われました。
社会人になったら、社会のどこにも属さない何者でもない身分で生活することはなかなかできません。
現役で大学に入学した人には一生経験できないことをできるのは非常に貴重だと思います。
ただこの生活には家族など周りの人の協力が必須ですので、感謝の気持ちは忘れずに!
浪人はつらい。でも強くなれる。
浪人生活は間違いなくつらいです。
成績が思うように伸びなくて心折れそうになったり、大学生になって楽しそうな生活を送る友人に嫉妬したりとにかくつらいことだらけでした。
でもそんな浪人生活を終えて、自分自身が強くなれたと思います。
大学生活でつらいことがあっても、あの苦しかった浪人生活に比べれば何ともないと思えるようになりました。
最後に
私は浪人経験を通して、一回り大人になれたように思います。
大きな違いとしていろいろなことに寛容になれました。
例え、浪人して志望校に行けなくても、ただの時間の無駄ではありません。
その過程に成長があります。
もし大学受験に未練があるのであれば、恐れず浪人という選択も考えてみてください。