現代文は才能やセンスが全てでない!?大学受験の現代文勉強法
現代文と言えば受験科目の中で1番"才能"や"センス"という言葉が使われるのではないでしょうか?
受験のプロに聞いても、古文や漢文で取りましょうなんて濁されたりすることが多いと思います。
この記事ではそんな現代文の勉強法を濁さず、はっきり記していきたいと思います。
現代文は才能やセンスが全てではない。
現代文は才能やセンスが全てではないと書きましたが受験勉強開始には大きな差があることがほとんどです。
それは読書の量です。
私は読書の量は読解力に比例すると考えています。
つまりこれは才能やセンスではなく今までの積み重ねの差になります。
しかし、受験期に入って現代文のために勉強時間を削って読書をしようと思ってもそんな時間はない。
そのため"才能"や"センス"なんて言葉で簡単に片づけられがちなわけです。
現代文の勉強法
さっそく現代文の勉強法を紹介していきましょう。
先ほども言った通り、受験期に今までの差を埋めるほど読書をする時間はありません。
そのため試験に出やすい内容をあらかじめ知っておくということと文章構成や設問の解き方を学ぶことが大切です。
そのために現代文キーワード読解と現代文開発講座の2冊を使っていきます。
現代文キーワード読解
この一冊をやる目的は試験に出やすい内容をあらかじめ知っておくということになります。
この一冊では現代文頻出キーワードを160語精選し、科学、哲学、近代などテーマ別に解説されていて、現代文で頻出の内容に関してほとんど理解できます。
構成として左ページにキーワードの意味や解説が記され、右ページにはそのキーワードを使った短い文章が収録されています。
巻末には小説の重要語についても収録されていて抜け目なく学べます。
使い方としては1日に一気にやるというよりは毎日コツコツ短い時間でこなしていくのをお勧めします。
読書の習慣がなかった人には毎日文章を読む習慣を作ることができます。
毎日やればかなりの積み重ねになります。
使った感想としては用語の意味を理解しておくだけで読み取れる内容が多くなりました。特に対比などの構図が読み取りやすくなりました。また毎日見開き1ページ読むことを習慣化したことで読解力を鍛えるのと同時にスピードもアップしたと思います。
現代文開発講座
この一冊をやる目的としては文章の構成や設問の解き方を理解することになります。
問題文や設問文を徹底的に読み解き、あらゆる問題にも対応できる読解の方法を手取り足取り学べる一冊となっています。
評論文が10題あり、それぞれの文章についての詳しい解説があります。
この問題集をやるのが1周目の人にとってはきつく感じる一冊ではありますが偏差値50くらいの人から手を出していける一冊です。
使い方としては1日に1題ずつじっくり取り組みたいですね。始めのうちは一章に2、3時間かけるぐらいでも充分です。そして、できれば3周はこなしておきたいです。要約問題もありますが、1周目からやるより、すでに解説を読んだ2、3周目からやるほうが効果的で効率もいいです。
使った感想としては特に同値と対立を見抜けるようになったのは大きな成果でした。正しい正答の導き方がわかるようになります。また引っかけの設問にも正しく答えられるようになると思います。
かける時間、開始時期は?
キーワード読解は決まった期間にというよりは継続的にやっていくのがいいと思います。
毎日の勉強前のルーティーン化するのもいいと思います。
現代文開発講座は3周こなしたいですが、各1周はまとまった期間にやりたいです。
例えば月初めの10日間、1日一章進めて、3ヶ月でちょうど3周という感じです。
開始時期はというと早ければ早いほうがいいと思います。
というのもすぐ点数になりやすい社会や理科のように現代文はすぐには力がつきません。
前述した通り、現代文は積み重ねが大事です。
受験が差し迫った時期になると点数になりやすい理科、社会をやるほうが効率いいですしね。
最低でもキーワード読解を毎日読むくらいの習慣はつけてほしいです。
最後に
現代文の勉強の仕方について紹介してきましたが、息抜きに好きな本を読んだり、新聞を読んだりするのもいいかもしれませんね。
何度も言いますが1日にたくさんよりも小さな積み重ねを大切にしましょう。